時代にあった多様なシッティングで働くママ・パパを支えたい
2020年入社
S.Mさん
福岡県福岡市 | 個人宅 | ベビーシッター
時代の流れと共に様々に幅が広がるシッターの仕事
Q.具体的な仕事内容を教えて下さい
基本は、会社にお客様からの依頼が入ってから、私たち登録シッターに仕事の依頼が来る流れです。ご自宅に訪問して、留守中のお子さまと遊んだり、見守ったりしています。
最近は、働き方が変わってオンラインで仕事をされている方もいらっしゃいます。なので、保護者の方が在宅勤務中に、シッティングをさせていただくことも多くなりました。
時にはお子さまを保育園へ迎えに行って、家族の方が帰宅するまで一緒に留守番するケースもあります。また、福岡市などで推奨されているのですが、子育てで忙しいお父さん、お母さんに、「ちょっと息抜きの時」を取るためのシッター利用も増えています。
また、個別の訪問だけではなく、集団シッティングといった勤務もあります。これは、コンサートや学会などの際に、開催される会場等に出向いて、イベント時間中にお子さまをお預かりする仕事です。
生憎その時はタイミングが合いませんでしたが、海外から来られた方がお出かけの間、「しばしホテルでシッティングをして欲しい」といった依頼もありました。時代と共に、いろんなスタイルの仕事が広がっています。
子どもの主体性を大切に
Q.仕事で大切にしていることはありますか?
お子さまの主体性を大切にしたいと思っています。例えば、ハイハイを楽しんでいたら、それを安全に見守りたいし、喋れなくても一生懸命語りかけている子がいれば、その子の発する何かをしっかり聞いてあげるようなことです。
1歳を過ぎる頃から、子どもたちも自己主張が出てきます。テレビを見ていても「これは嫌だ」みたいな反応を見せるお子さまもいます。「じゃあ何にする?」と対話しながら、向き合っていくようにしています。子どもがやりたいと思うことを楽しめるような、きっかけづくりをしたいと思っています。
保護者の方とのコミュニケーションも大切にしています。子育てでずっと家にいると、なかなか人と喋らないこともあります。子育ての悩みをお聞きして、自分の経験をお話すると、少し気を楽に感じて頂けるかなと思うこともあります。
なので、保護者の方にも、お子さまにも、話しやすい雰囲気づくりは心掛けています。
許可を得てですが、お子さまの成長の瞬間を、写真や動画で撮影することもあります。初めて立ち上がったり、言葉を発したり、ご家族に見逃して欲しくない貴重な瞬間を捉えて、共有させてもらうこともあります。
保育の世界もサービス業だと思います。今の時代は、付加価値を付けていくことが必要です。子育ての経験だけでなく、仕事で培ってきた経験等も活かしていければと思っています。
預けて良かったと喜んでもらえるのが一番のやりがい
Q.どんな時に仕事のやりがいを感じますか?
お子さまの成長を感じられる時ですね。それと、そうした瞬間を保護者の方と共有した時に、「そんなことがあったんですか!」と驚かれたり、「よかったです!」と喜んで頂けたりした時ですね。
お子さまを預けるのは、みなさん多少の不安や、時には後ろめたさを感じることもあると思います。特に福岡は地域柄、転勤などで来られる方も多く、ご実家や親族などに子育てでなかなか頼れないという家庭も多くあります。
そんな方々に、シッティングを終えて「預けて良かった」と思っていただけるのは、やりがいに繋がります。保護者の方がシッターを利用することで、息抜きややりたいことが出来て元気になれる。そうして新たな気持で子育てに向き合えるのが、良い循環に繋がるのかなと思っています。
家庭の都合や事情に合わせて働き方を調整
Q.仕事以外の時間は何をしていますか?
家族とゆっくり過ごす時間を大切にしています。
Q.有給休暇は取りやすいですか?
シッターの仕事は、それぞれの家庭の都合やそれぞれの事情に合わせて、自分なりに調整できるのも魅力的な仕事です。休みの日はできるだけ家族と一緒にいたいので、今は平日をメインに業務を行っています。
依頼自体、まずは電話やメール等で「この日は可能ですか?」とシフトの相談が入ります。強制されることなく、自分が働きたい時間で仕事が選べているような感じです。
誰かのために役立つ仕事は、自らの大きなやりがいに
Q.この会社に入社したきっかけはなんですか?
子どもが大きくなってきたので、何をはじめようと思った時に、「子育てに関わることをやってみたいな」と思ったことです。
前職では、航空関係の仕事をしていました。海外に出ると家をあけるし、国内でも朝早くや夜遅くとなり時間帯が不規則です。どうしても、子育てをしているとフルタイムで時間を管理することが難しい職場でした。ただ、仕事を辞めた後悔はあります。そうした自分の経験を元に、「子育て中の働くママ・パパを応援できれば」と思ったのがきっかけでした。
そこで、市政だよりに載っていた子育て支援研修講座を受講しました。講座を通して保育園の補助員や小学校の支援員等、子どもに関わる仕事が多岐に渡っていることを知りました。漠然と「私に合う仕事は?」と考えた時に見えてきたのが、ベビーシッターでした。家のことや子どものこと、自分の時間も持ちながら働けることを考えた結果です。
Q.入社前にこの会社に感じた魅力はどこですか?
実は、福岡市の子育て支援研修を受講した際に、講師になっていたのがテノ.コーポレーションの先生方でした。皆さんとてもしっかりしていらっしゃったので、この会社であれば安心して働ける環境だと思いました。
実際入社後の研修制度もしっかりしていました。オンラインのカリキュラムや、保育園での研修もあり、私も乳幼児に接する勘をしっかり取り戻すことができました。
就職希望者へのメッセージを教えて下さい
悩んでいるなら、まず登録してみるのもオススメです。研修がしっかりあるので、その過程で自分に合った仕事なのかどうか判断するといいと思います。今の時代は、まずやってみる、トライしてみることが大事なのではないでしょうか。
誰かのために役立つ仕事は、楽しみややりがいも大きいですし、いろんな気付きがあります。